大会長あいさつ

この度、第21回日本アクセス研究会学術大会の大会長を仰せつかりました、医療法人社団大誠会松岡哲平です。一言ご挨拶申し上げます。
昨今ではVA機能によって透析効率が左右されることが各学会・研究会で報告されており、改めてアクセスあっての透析治療だと認識を深めました。
患者もアクセスが命綱であると考えている方が多く、医療者側のみならず、良いアクセス管理が良い透析治療の基礎との共通認識になっています。
そこで今回は「患者に・スタッフに優しいアクセス管理」をメインテーマとし、良い透析の基礎となるアクセスに対して、出来るだけストレスを軽減させる方策をみなさんと一緒に考えたいと思います。
私は医師になって直ぐに外科教室に入局し、透析医療に関わる事になった際にも主にアクセス手術に携わっておりました。いわば、アクセス手術は私の透析医としての原点であり、いずれ当会を岐阜の地で開催したいと強く考えておりました。これまでに全国区の研究会を仲間たちと複数開催させていただいて、それなりにノウハウを学びました。今回はその集大成とすべく、準備を進めて参ります。

さて、みなさまをお招きする岐阜…
2016年「君の名は」「聲の形」など岐阜県を題材にした大ヒットアニメ映画が放映されました。国内外から聖地巡礼に訪れる観光客が増えています。また、「高山祭の屋台行事」「古川祭りのお越し太鼓・屋台行事」「大垣祭りの山車行事」は、「山・鉾・屋台行事」のユネスコ無形文化遺産に登録されました。食では飛騨牛の他、10月は清流で育ち産卵を控えた鮎が食べ頃です。
本会をきっかけに、岐阜県の魅力に少しでも触れていただければ幸いです。
たくさんの方々にご参集いただけますこと、心よりお待ち申し上げます。

2016年12月